最後のボランティア

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11月27日、火曜日。午後1時から3時。

アメリカで最後のシェルターボランティアの日が来た…

 

工事を終え、奥に長く広がった駐車場。

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まだ奥の方や建物も改装中だ。

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シェルターに着くと、広場でローレルが奥の犬舎のロージーと何かしていた。

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そこにマーティーがやって来てローレルと何か話をしていた。

遠くだったのでお互い気づいて手をあげた。

 

事務所にはマリッサと新任のジョーがいて、マリッサは私の顔をみるなり「今日のシフトはトレーニングシフト?」と聞いてきた。

トレーニングシフトにサインしているなら、それにかかわることをしてほしかったようだ。

話の流れから、今日が最後のボランティアだと私が告げると、マリッサははっとして何も言葉は発せずに片手を胸に当てた。

そして「今いろいろトレーニングが必要なワンがいるから、ローレルにどの子を一番優先したらよいか聞いてほしい。」ともう一人のオレンジカラーのボランティアと私に言った。

 

そこへマーティーがやって来て、Duelly (ドュウリー)を連れ出してロージーと遊ばせてみることになったと言う。

ドュウリーは大きな真黒のレトリーバーで、今までどうしても怖がって犬舎から外に出たがらなかったが、ダンがようやく一歩ふみだすところまで持って行ったらしい。

それで今度は、他の犬に攻撃的な様子を見せ始め、まさに今安楽死の危機に迫られているという。

皆緊張の表情でせっぱ詰まったドュウリーをなんとか救えないか、、!と深刻な顔だ。

 

3人で奥の犬舎のドュウリーの前まで行き、マーティーがドアを開ける。

おやつを見せて、外に出そうとおびき寄せるが、ドュウリーは足を踏ん張って前に進もうとしない。

私や周りもドュウリーにわんさと励ましの声をかける。

「へ〜いい、ドュウリー、ゴーアウトサイド。」「カモン。カモン。クッドボ〜イ!」

「ドュウリー、グ〜〜〜ッド!」などなど。

やっと犬舎から出た。廊下を通ってなんとか外に出れた。

途中でライアンが一緒に手助けしてくれることになった。

なんとかローレルとロージーのいる広場まで連れて行った。

若いライアンが申し出てドュウリーを担当した。

 

ロージーとご対面〜!

よしよし!!攻撃的な動向はでていないぞ!!

皆の顔に笑みが浮かび始める …

いい感じだね!そのままそのまま!!!

ローラが「ねえ、誰か誰か、マリッサかジェームスを呼んできて!!これを見てもらわなくっちゃ!」

この場にいたボランティアの女の子がマリッサを呼びに行く。

マリッサがあわててやって来た。

一緒に見ながら、写真を撮っていた私に「ビデオ?デビオ撮ってるの?」と叫ぶように言った。

皆、これで安楽死をくつがえせるか!?!と気持ちが高ぶっているのがわかる。

私は「え?写真を撮ってたんですけど、、、ビデオ? たぶんできるかな〜??」と言いながら、カメラをさわりビデオのスイッチかもと思ったところにセットした。そしてシャッターを押す。

あ〜、ビデオが回り始めた。

そのままずっとカメラを支えてドュウリーとロージーの対面をなんとか長く撮ろうと必死な気持ちだった。

そうしているうちにすぐに「カードがいっぱいになりました」と出た。もう終わったんだ。

はぁ〜〜あ、ということは今日は特に皆と撮ろうと思っていた写真も撮れないってことか〜。

でもまあいいか、自分の為の思い出よりドュウリーの命を救えるかどうかの可能性に使えたんだから、、” と思い直した。

後で見てみると、たった14秒くらいしかなかった。

 

ライアンがロージーを犬舎に戻そうとするが、いつものようにロージーは動かない。

長い格闘のあと、しかたなくライアンは大きなロージーをだっこして建物内に入っていった。

 

私はそれから次々と連れ出した。

今一番気がかりなイサベラと十分遊んだ。

だんだんたくましくなってきているけれど、まだまだ赤ちゃんで一人がかわいそうなパコ。

早く首の回りにつけたカラーがとれるといいね。

 

今たくさんの行動修正を必要としているワンたちがいて、そのなかでも狭い犬舎で一日を過ごすことがかなりストレスになっているだろうピットブルやテリアの仲間達。

運動量が半端なく必要なので、優先的に外に連れ出すようにとの指示が出ている。

 

もうすぐ3時だ。

レンタカーを使える時間も限られており、帰らなくちゃ。。。

廊下ですれ違ったローレルともまた最後のハグ。。

マーティーと本当に最後のハグ。お互い一緒にボランティアできたことを喜び合い、メールでやりとりすることを約束してさよならした。

事務所でサインアウトする。

マリッサがいた。何も言わず両腕を開いた彼女としっかり抱き合う。

マリッサは背中をしっかりさすってくれながら、感謝の言葉を述べてくれた。

私もそれに答えて、彼女の背中をさすり、感謝の気持ちを伝えた。

日本にヨットで帰るのももう皆に知れ渡ったようで、マリッサにも最後に「いつ出るの?セーリングして帰るんだってね@@!」と言われた。

 

 

 

11月30日、ローレルからトレーニングチームの掲示板に投函があったとメールが来た。

皆が期待を抱いて見守っていたドュウリーの事だった。

 

EBSPCAlaurelstark commented:

Everyone,

I am deeply saddened to let you know that due to Duelly’s unpredictable and unsafe behavior we will not be moving forward with him. This will be happening later this afternoon. Below are the notes about his behavior.

Duelly unfortunately has exhibited overt aggression towards people and other dogs. We have experience two separate incidents where this behavior posed significant danger to other dogs and towards people.  Additionally Duelly has started to exhibit signs of aggression towards people both novel and those that he knows.  Specifically Duelly has barked, growled, while baring teeth and lunging forward as people have approached his kennel. This same behavior has been observed with dogs as well.  Due to the severity and unpredictability of this behavior Duelly is not safe and not an adoption candidate. We will euthanize Duelly later this afternoon.

Please know you can always come to me or Marissa about your thoughts and feelings. I, too, am sorry this is the result but feel it was the right decision. Thank you all for being such strong individuals and for giving all the dogs so much love and compassion!

Laurel

 

チームの皆さんへ

本当に突然に知らせないといけないことになりましたが、結果的に、ドュウリーの予測出来ない危険な行動のため、これ以上はむつかしいと判断し今日の午後遅くに終わりを迎えることを決断しました。

残念だけれどドュウリーは人や他の犬に対して度を越えた攻撃性を示しました。これまで別々の場面で2回、犬や人に対して危険と思われる行動が見られ、その上初対面や顔見知りの人に対しても攻撃的になり始めました。犬舎に近寄ろうとする人たちに吠えたり、攻撃的なかっこうで歯をみせてうなったり。他の犬に対しても同じような行動が見られました。

このような重大な状況と、予測出来ない行動のため、ドュウリーは安全ではなくアダプション候補には無理だと判断した為、今日の午後遅く安楽死させることになりました。

この件について皆さんが伝えたい考え方や気持ちがあれば、いつでも私かマリッサへ話しに来てください。私もこんな結果になったことが残念ですが、これは正しい決断だったと感じています。

皆さん、それぞれに本当に多くの愛情と思いやりをすべての犬たちに与えてくれてありがとう!

ローレル

 

 

言葉がなかった。

そんな行動をするようになったなんて。

ドュウリーとロージーの対面テスト、喜びが溢れていた皆の顔とともに、希望に輝いたローレルの笑顔が浮かぶ。

本当に皆で精一杯ドュウリーを救おうと頑張ったと思う。

「私もこんな結果になったことが残念ですが、これは正しい決断だったと感じています。」と言っているローレルの文章から、この苦しい決断を誰より悲しみながらも、きっぱりと誇りある決断だという自信を感じる。

そんな自信をもてるような決断、何よりも犬たちのことを思っているということに他ならないのではないだろうか。

はっきり自信を持てない決断は、どちらの側にとってもベストではないと思う。

自信がなく決められた側は、なんて曖昧な状況だろう。

またこの自信は、他の犬たちを平等に思う事からも来ている気がする。

 

 

次々と毎日あふれんばかりの助けを必要とする犬たち。

ゴミと一緒に捨てられて、悲惨な状態で助け出される犬も多い。

事故にあって助け出される犬たち、虐待、パピーミル。

年老いた、病気になった、お金がかかる、引っ越す、、、捨てられに来る犬たち。

そんな犬たちのなかで、また新しい飼主さんと一緒に幸せに暮らせるアダプション可能な犬がたくさんいる。

もし、シェルターに収容犬数の余裕があれば、もう少しもっとなにか出来たかもしれない。

でも、助け出さなければならないワンたちがあふれている状況。

 

「ノー・キル」(殺処分ゼロ)

それは理想の動物愛護だろう。けれど「ノー・キル」と言っているシェルターだって、安楽死させなければならないこともあると思う。

こんなに環境が整っているアメリカだって、まだまだ動物愛護先進国には遅れをとっている。

その中でできうる限りそんな犬たちを救おうとしたら、どうしてもいた仕方ないこともある。

殺している数を見て、シェルターの質を問うのはあまりに短絡的な判断だ。

それぞれのシェルター、受け入れ体制も考え方も方針も違う。

たくさん殺しているけれど、そのシェルターの立場では手をつくしても救えない命だったのかもしれない。

市民の誰でもが持ち込め、それを拒否できないシェルター。

そんなオープンシェルターの中でも、愛護観念が多くあるところと、少ないところがあることを知った。

絶対安楽死させなくてよい動物だけをレスキューしているところ、そういうところは安楽死もほとんどないだろう。

とにかく、レスキューの仕方にも、それぞれいろいろな形があるということだ。

 

ドュウリーの冥福を祈っていつものように家でお線香をあげ、相棒とともに祈る、たった一つできることだ。

イーストベイSPCA、すばらしいスタッフと仲間たち、ここでの経験は一生忘れない、忘れられるはずもない。

 

 

カリフォルニアのアラメダをヨットで発ち、日本永住帰国へ向けて出発します。

来年の5月には日本帰国。

今度は日本で、日本の動物たちのために何かしたい、毛皮反対、実験動物問題。

日本の現状を少しでも変えることにかかわっていきたい、ずっと、事情の許すかぎり。それが今の夢です。

 

日記のような面白くもないブログだと自分でも納得しながら始めたブログでしたが、そんなブログに来てくださった方々、ありがとうございました。

 

 

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犬と出勤する日

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Take Your Dog To Work Day

 

1999年にアメリカで始まった、一年に一度、愛犬と一緒に出勤しよう!という運動で、今年でなんと13年目を迎えるという。

 

2012年は6月26日だった。2013年は6月21日。

 

この企画の主旨は、愛犬を職場に連れて行くことによって、ペットと暮らしていない人にそのすばらしさを知ってもらう機会を作り、最終的にはシェルターやレスキュー団体から犬をひきとることに興味をもってもらうことらしい。

 

2006年の APPMA の調査では、ペットと一緒に出勤を許可することにより得られる様々な利点があることが報告されている。

 

最近では、2012年の4月30日、職場に犬がいると、その飼い主のストレス度が下がる上、他の従業員の仕事の満足度アップにも貢献できるという研究結果が、職場の保健管理に関する国際専門誌「International Journal of Workplace Health」最新号に掲載された。

研究チームを率いた米バージニア・コモンウェルス大学のランドルフ・ベーカー(Randolph Barker)教授。研究結果、「職場に犬がいると良い効果が生まれる」と明言する。

 

病院や介護施設での犬の癒し効果はこれまでの研究で証明されている。

 

やっぱりワン達には、人間を癒す力が自然に備わっているんだ …..

 

もっと、犬と共に共存するすることができる良い社会になれば、どれだけすばらしいだろう。

 

なんでもアメリカの真似をしてきた日本が、こと動物愛護に関してはなぜもっと真似しようとしないのか、、。

 

真似するならするで、もっと有意義な、国の質があがるような真似をしてほしいものだ。

 

臆病克服のためのトレーニング

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日本ではどうだか知らないが、臆病者のワンたちの為のアメリカのトレーニング方法のひとつはこちら。

 

とにかくなんでもワンたちに強制しないこと、自分から進んでやったことに対してご褒美を与えていくというやりかただ。

 

BTAその43

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11月25日、日曜日。午後2時から4時。

 

 

あ〜っ、、、アダプション可能な犬舎に、あの Coco (ココ)が移っていた!!

まだ4ヶ月のピットブル・ミックスの赤ちゃん。

まだ首のカラーは取れないが、身体もうんと大きくなり、すっかりたくましくなっていてよかった。

 

 

噛み癖が災いして、10デイズホールドだったポライトプーチのPebbles (ペブルス)

みんなのトレーニングのおかげで、どんどん噛み癖が減っていっているようだ:)

まだちょっとはしゃぐのが大好きなので、とにかく私たちからははしゃがないこと、フリスキーにさせないこと、がトレーニングにも入っている。

もうもらわれていく日も近いかな…

 

 

リンダが預かっていて、日曜に返すと言っていたイサベラ。

投薬中の薬が効いているのか、怯えはちょっとましな様子。

外につれだしてから、アットホーム?な雰囲気になれる部屋の中へ移動した。

まだアダプション可能ではないけれど、もう安楽死は避けられたし、あとはフォスターケアしてくれる人が見つかるのを待つだけだ。

私がフォスターできるのだったら、イサベラを引き取るんだけどな〜。。

 

 

こちらはイエローカラーだけれど、とってもおとなしい様子のサブリナ。

空きができたら、即アダプション可能な犬舎に行くだろう。

サブリナも寂しがりやさん。ソファに座ると寄り添うそうにくっついてリラックス。

 

 

 

さ〜あ、お転婆ミック。一回しか散歩に出ていないようだったので、連れ出さないと。。。

ミックは今一番噛み癖が強いので、事務所から手袋を持ってきてオンリーシュ。

犬舎から出るときが一番興奮するので、注意注意!

何度もトライしてはタイムアウト。

チャンスをみて中に入り、リーシュをつけにかかるのだが、それがまた一仕事。

ようやくリーシュをつけたら、広場に一直線〜。

出たらおちついているのにね。

『なんかくれるのかな??』

『おやつだ!』

『おっきいボールだってもってきちゃうよ。』

やった!「伏せ」が出来なかったミックが出来るようになった。

もう「ホールド・フォア・アダプション」で、もらわれて行く日も近いようだ。

 

 

ケアセンターの前を通りかかったら、

パコが一組の家族と面接していた。

気に入ってもらって里親になる決断をしてくれたらいいけれど。。

 

 

イーストベイSPCA、素晴らしいスタッフ、ボランティア一同と別れを告げる日も近い。

 

プラスのエネルギーだけが充満しているこの場所、癒しのエネルギーを一杯くれるホームレスの犬たち。

その中に身を置く時はいつだって言葉にできない本能の部分からの満足感に満たされた。

 

 

マーティーに日曜に行く事、そして火曜が最後のシェルターでのボランティアになる事、をメールで伝えると、マーティーは火曜の1時にいくから、、と返事をくれた。

 

 

BTAその41、42

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週末も過ぎ、イサベラの行動テストの結果もどうなったのかやきもきしていたが、週明けの火曜日ころ、うれしいニュースがあった。

イサベラが安楽死になるどころか、なんと!!前の飼主さんがまた引き取って新しい里親が見つかるまでフォスターになるようだ。

やったやった〜!!

 

よかった!よかった!イサベラ。。。

死を免れたんだ。

それからやっぱり前の飼主さんが無理だとわかり、ちょっとがっかししたが、シェルターで積極的にフォスターケアしてくれる人を探すみたいなので、ほっとした。

 

 

11月21日、水曜日、午後1時から3時。

さあ、今日のイサベラ。

すっごい進歩だ。

いつもびくびくしていたのがかなりましになり、尻尾を上げているときも多い。

投薬中なので、薬の影響もあるだろう。

スタッフの一人がやってきて、外からイサベラを見るなり声をかけていた。

イサベラに一緒に遊ぶぞ〜っというしぐさをみせ、イサベラも喜びを隠せない。

その彼女がイサベラに触れに来たので、ローレルの先週末の言葉と、安楽死の危機についてちょっと話すと、彼女も同じく心配と恐怖の気持ちを持っていたと言っていた。

よかった〜と二人で話し、彼女は仕事に戻って行った。

 

 

イサベラの元飼主さん、ゲイのカップルで一人が亡くなったため、仕事の関係もありイサベラを仕方なく手放しに来たそうだ。

本当は手元においておきたいのだけれど、どうしても難しいらしい。

ずっと二人でかわいがってきたのだろうな。イサベラもそんな飼主さんと家が本当に心地よい我が家だったのだろう。

それが急にこんな状況になってしまい、怯えていたと思う。

 

 

あ〜、でもイーストベイSPCAがイサベラを見放さないでくれてよかった!

精神的な薬の投薬も開始してくれ、良い方向に向かう事まちがいないし!な状況になり、まずは一安心。

他のワンたちを連れ出し、今日は大安堵の気持ちでシェルターを後にできた。

 

 

11月22日。サンクスギビングデー。

出かける前の朝にいそいでシェルターへ向かう。

午前9時から始める予定が、コインランドリーが途中でストップしたりして、遅れてしまった。9時半から11時前までしかできず。

着いたら広場でベブルといるダンが見えた。

お〜、サンクスギビングデーでボランティアもほとんどいないと思っていたが、他のボランティアもちらほら来ていた。

 

イサベラはリンダが家に連れて帰って日曜まで見てくれるそうで、感謝感謝。

 

あたふたとシェルターを後にした。

 

 

BTAその39、40

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11月16日、金曜日。2時から3時。

一時間だけの雨の日のボランティア。カメラを忘れた日。

11月17日、土曜日。午前9時から11時。

まだ雨がふったり止んだりの土曜日。

 

 

昨夜のトレーニングチームのフォーラムで、ローレルが言っていたこと、「イサベラが危機を迎えている、、」というのがあり、心配でたまらずに朝早くシェルターに出向いた。

あえて投函することはしてなかったけれど、このローレルの投函でケリーが投函していたが、私も自分の経験を投函しておいた。

 

 

ポライトプーチの Banjo (バンジョー)、3才。ジャックラッセルテリア・ミックスの男の子。

犬舎の中からぴよんぴょん飛び上がって外に行きたいと訴えるバンジョー。

いつもいつも元気いっぱいだよ。

はしゃぎ回るけれど、「お座り」は完璧〜!

服従の姿勢になって、媚びる??

 

 

事務所にベブルスのトレーニグ用に手袋を借りにいったら、ちょうどローレルが座っていたのお互い気づいたとたんイサベラの話になった。

ローレルが「あなたとケリーの投函を読んだけれど、イサベラはシェルターに全く拒否反応を示しているのよ。」と言った。

赤の首輪になっていたので、許可された人しか扱えないのだけれど、イサベラがどんな風だったかもう一度話して、連れ出して良いかと聞いた。

けれどローレルは首を横に振った ….

見据えたり、吠えたりで、首の毛も逆立っているらしい。

週末にエヴァルエーション(行動査定)をするらしい。それで通らなかったら、安楽死、、、ということなのだろうか。

 

 

あんなに安心していたイサベラ。

いつも恐怖で震えているイサベラ、泣きそうな気持ちを抱えて、不安や恐怖と戦っているだけなのに。

決してあぶないワンなんかではないのに。

でも、ローレルの言葉も尊重しなくては。。ワンたちの行動把握のプロである人が言うのだから、やはり私なんかではまだまだはかりきれないことがあるのかもしれない。

本当はもっともっと話して説得したかったけれど、それ以上なんにも言わずにいた。

すべてを委ねるしかない。

 

 

 

さて、手袋を貸してもらい、再度奥の犬舎のペブルスを連れ出した。

はしゃぎすぎてか、噛んでしまい10デイズホールド(噛んだ為に10日間保留)だったまだ小さい Pebbles (ペブル)。ピットブル・ミックスのあかちゃんだ。

あんまりとびつくので、「タイム・アウト」を繰り返す。

ドアの外へ出たり、入ったりしているところにローレルが通りかかり、「タイム・アウトしているのね:)」と声をかけて行った。

 

 

 

ああ、イサベラ、、連れ出して上げられないもどかしさ…

肌のぬくもりで安心させてあげたい。

抱きしめて「大丈夫!」と言ってあげたい。

部屋でまた一緒に横になって平和な雰囲気でその孤独な魂を包んであげたい。

犬舎の外から触ってあげるしか出来ない。

触ってあげると安心したように身をすり寄せてくるイサベラ。

頑張れよ、ここは怖くないんだよ、皆助けようとしてくれているんだよ。

ボランティアやスタッフが犬舎を掃除して回っていたけれど、いつまでも長い事イサベラの犬舎から離れられずにいた。

どうかどうかイサベラが少しでも落ち着きますように。

行動査定で、なんとかクリアできますように。

そう祈るしかない。

 

 

奥の犬舎の臆病克服のワン、ヤッツィーを連れ出した。

 

 

最後にポライトプーチのファージー

運動が必要なピットブル・ミックスのファージー。

シッシーもともにストレスがたまっているらしい。最優先して連れ出すようにとの指示があったので、とにかく走らせて運動だ。

知能的な遊びも必要になっているらしい。

 

 

一日中、イサベラの事が頭から離れなかったけれど、経過を見守るしか術はない。

 

久々に暗い気持ちでシェルターを後にした。

 

 

BTAその38

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11月15日、木曜日。午後1時から3時。

マーティーにメールしたら、午後2時から来るということだったので、私も午後に出向くことにした。

 

一番気にかかっていた奥の犬舎の術後の子、パコ

前回よりずっとやわらいだようだ。自分でベッドから降りて床にも立っていた。

喜びを全身で表しても足りないくらいと言わんばかりに、尻尾をふり、媚びるように身体をすり寄せて来る。

首につけた保護カラーがとれたらもっと楽になるのにね。

 

 

次々とオレンジカラーのワンを連れ出す。

\

 

 

さて、、、超恐がり屋さんのイサベラ。

今日はどうだろう、と犬舎に行こうとしたら、ローレルとマーティーとマラが立ち話。

ヨットで帰るの@@!!と聞かれる。

「え〜、まあ、、、仕方ないから。」

いくつか質問に答えたり、雑談。

いつが最後かわからないので、はっきり言えずもどかしい。

「小さなパーティーかなんかしようと思うんだけれど、」と言われたけれど、「いつ来れるかはっきりしないので、できるだけ最後まで来ようと思っているんです。」と言った。

 

イサベラ〜

外に出て様子をみてから、ケアルームに行った。

人にくっついていると安心するようだ。

ソファに座っているときが一番安定した精神状態なんだろう。

頭をひざにのせてリラックスしてるイサベラ。

私もイサベラが横になったときに、身体の上に身体を重ね、顔をイサベラの首のあたりに乗せてみる。

イサベラはじっとしている。

スースーという息の音…..  少し目を細めているイサベラ。

私も彼女のあたたかい体温を感じながら、心地よく横たわる。

まるで二人でうたたねしているように見えるだろう。

 

 

奥の犬舎で彼女だけから発せられる、緊張感、不安感、のようなもの。

下半身をぶるぶるふるわせているのは寒いからなのか、それとも怯えで震えているのか。

私たち人間も、恐怖におののいたときは、身体が震えることを考えたら、恐怖なのだろうか。

安心した家で、飼主さんと一緒に過ごす事から離れた今、この環境になれるのは本当に試練なのだろう。

どうか少しづつ慣れていきますように。

 

 

犬舎にもどろうとしたら、男性のボランティアとちょうど出くわしたのだけれど、イサベラはしきりに吠えている。

ちょっと前にも、部屋を覗いていた男の子にも吠えていた。

何か男性にトラウマでもあるのだろうか…..

 

他のワンたちを連れ出して、帰るときにマーティーとちょっと話。

まだ少し間があるなら、ランチでも一緒にしましょうよ、とマーティーが提案。

私も喜んで同意した。

 
あと、何回来れるのだろうか。

 

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